スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ラノベ生活を豊かにする『使わない電子書籍の使い方』

amazon-kindle-paperwhite-2015-in-hand-1500x1000.jpg




『本棚を持ち歩こう』
これは何のキャッチコピーであったか?
そう。言わずと知れた電子書籍最大手、
アマゾン様が我々下賤な庶民に安価で提供してくださる電子書籍の雄、
『kindle』の売り文句だ。



同社はPC、android、iOSといった様々なプラットフォームで、
アプリを展開し、
その豊富なラインナップと信頼性に、
ユーザーは瞬く間に増えていった。



そして満を持して発売されたのが、
アマゾン様初となる電子書籍リーダー、
『kindle paper white』
通称、ぺパホだ。
紙のような使い勝手を目指したとされるこれは、
E Inkディスプレイ、
良好なバッテリー持ち、
小型軽量による可搬性。
と実用に申し分ない性能を持ち合わせている。
事実、発売から何百万台もを売り上げ、
現在稼働しているぺパホは星の数にも上るだろう。





だが2017年現在、
我々は本棚を持ち歩けただろうか?
その答えはNOだ。
書店には未だに前時代的な紙の本が延々と並び、
我々は嬉々として、それを買い漁ることを辞めない。
例え、本棚が蔵書でいっぱいになろうとも、
電子書籍がそれを解決するソリューションの1つであっても、
実際それが紙の本より低コストで経済的であっても、
紙の本は未だ滅びないのだ。



すでに電子書籍に移行した方は、
それをつまらないこだわりと思うだろうか?



だが未だに紙のライトノベルを買い続ける電子書籍に移行出来ない組としては、
それはただの思い違いでしかないと、断言できる。



42×34


正確には、『42文字が34行で1428文字、見開き1ページ』という意味で、
一般的なライトノベルの書式を表しているが、
それは、ライトノベルの本質を表すとも言っていい。
何故なら、
そこに『歴史』があるからだ



『歴史』、といってもそこまで長いものではないし、深い意味もない。
しかし、ライトノベルが文学史に1つの大きな影響を与えたことは、明白な事実である。



ライトノベルの発祥は様々な説がある。
これはライトノベルが曖昧な定義に成り立っているからだ。
その原因はライトノベルがさまざまな多様性を内包しているからによる。
日常、非日常、恋愛、友情、SF、異能、異変
ジャンルは多岐にわたり、
その活字量も、人の形をした演算装置付きタイプライター川上稔先生といった、
人種の方々の活躍というか、
異形のような偉業によって定義を困難にしている。
さらに本文に直接関係ない挿絵の有無や、
その絵柄で括ってしまうのは非常にナンセンスとしか言いようがない。


であればライトノベルの定義とはなんだろうか?
私は悩んだ末、ライトノベルの原風景に1つの答えを見つけた。
それは42×34のフォーマットだ。




その証拠に名だたる文学賞の応募要項をご覧いただきたい。



【すばる文学賞】
枚数は400字詰原稿用紙で100枚程度から300枚までとする。原稿は、1行30字×40行を目安にA4判のマス目のない紙に縦に印字する。手書きの場合は400字詰原稿用紙を使用する。
http://subaru.shueisha.co.jp/bungakusho/



【小学館文庫小説賞】
日本語で書かれた未発表の長編小説を募集する。プロ・アマは問わない。枚数は、40字×40行のA4サイズの用紙で75枚(12万字)から200枚(32万字)まで。
https://www.shogakukan.co.jp/st/files/bunko17.pdf



【メフィスト賞】
パソコン等で作成の上、1ページ目にタイトルと作者名を明記。縦書き、1段組、1行40字×40行で85~180枚とします。
http://kodansha-novels.jp/mephisto/manuscript/index.html





このように、実際の出版形式とは異なる形で募集されることが多い。
実際刊行された作品を見てみても、
40~44文字、1ページ15~20行といった感じで、
行や文字数に厳密な決まりはなく、
同じレーベルでも、当たり前のように行数や文字数が違う作品があるところを見ると、
大体こんな感じね~という非常に緩やかな決まりであることが分かる。
明確な数値は決められていない。



ところが、ライトノベルはどうだろう?

【電撃文庫】
1ページ=42文字×34行で印刷してください。
http://dengekitaisho.jp/novel_apply.html

【角川スニーカー文庫】
 1ページが40字×32行として、100〜130ページ
http://sneakerbunko.jp/award/boshu.php

【ガガガ文庫】(小学館ライトノベル大賞)
ワープロ原稿の規定書式【1枚に42字×34行、縦書きで印刷のこと】で、70~150枚。
http://gagagabunko.jp/grandprix/entry12.html





こちらは反対に、
きっかりきっちり判を押すように、
42×34あるいはそれに近い文庫本を意識したフォーマットが明文化されている。
つまり、ラノベ作家は新人賞応募の段階から、
この形式を意識せざるおえないのだ。



もちろん、新人賞受賞作品であっても、
それが世の中に、そのまんま出回ることはまずない。
話の流れからセリフ1つに関してまで、
赤い国のクレムリン、
あるいはツキジめいた風景を連想する程に、
真っ赤っかに修正されて作者の元へ帰ってくるだろう。



しかし、その原稿ですら、
ノーリテイクでは無い。

削られた描写、
削られたセリフ、
削られた想い、

そういった、ボツという名の無数の屍の上に成り立っている文章がライトノベルだ。



それやってこの世に生まれた物語が、果たして魂を持たない訳があるだろうか?



いや、ない。



そして、死んでいった文章とこの世に生まれた物語、
その共通点として、両者を繋ぎ、
日の目を見ることのなかった文章を供養する唯一のルールの存在。
それだけはライトノベルの定義がどうあろうと、変わらない事実の1つだと私は考えている。







さて、話を戻そう。
つまり私が言いたいのは、
その物語が本来持つ書式が再現できない限り、
どれだけ進歩しようと、電子書籍はクソ
電子書籍はライトノベルに適さないという事実に他ならない。
だが、それだけで電子書籍の評価を決めるのはまだ早計だ。
紙の本に利点があるように、電子書籍にも利点がある。
そしてそれは、
ラノベユーザーにとっても無関係な話ではない。



ぜひご自身の部屋を今一度ご覧頂きたい。
そこにある本はライトノベルだけだろうか?
いや、それよりも何倍も図体の大きい紙の塊が必ず1つあるはずだ。
そう雑誌である。




事実、私の部屋はサイクルスポーツ誌とバイシクルクラブ誌が1つの塔を形作り、
部屋の一角を占拠している。
kindleの導入によって机より高くなる事態は防げたが、
そこで新たな問題が発生した。



IMG_05.jpg



あなたにはこのサイズの雑誌が読めるだろうか?
そう、当時私は電子書籍リーダーをスマホに依存していたので、
必然と小さな画面で見なければならなくなる。
PCで見ればその問題は解決するが、
雑誌ぐらい寝転んで読みたい。




そんな私のわがままに答えたのが、
アマゾン様が発売するkindle paper white





ではなく、
kindle fire8 HDだ。






ぺパホに関して言えばモノクロの端末が1万円以上する時点で、
色々とあり得ない
という感想しか出てこないが、
このFire8 HDは違う。
まず、画面はちゃんとしたフルカラー液晶だ。
更に、電子書籍リーダーの機能しかないペパホと違って、
Twitterもできるし、動画も音楽も再生可能でブラウジングもできる。
そしてなんと驚くことにペパホより廉価なのだ。



Wi-Fiがa/cにしか対応してない(gは非対応)
アプリの数が少ない(RTに比べたら可愛いレベル)など、
ツッコミどころがない訳ではないが、
十二分に実用的な端末といえる。



あとこの端末の影響によって、
私のライフスタイルに、1つの大きな変化が起こった。



それはパソコンの前にいる時間が減ったことだ。
こうして記事を書いているときや、
PCゲームで遊ぶ時を除いて、
パソコンの電源を入れる回数は以前の半分もない。



そして、部屋はより静かになった。
Fire8 HDには、フォォォォンと雄たけびを上げる冷却ファンもなければ、
カタカタと耳障りなキーボードもない。



となればやることは一つ。
読書しかないだろう。



このように結果論的な話ではあるが、
Fire8 HDは部屋のアポカリプス化を防ぎ、
騒音の元を断つことで、
ラノベ生活の質を向上させる。



それが1万1980円。
しかもアマゾンプライムの申し込みで、
4000円引きとなるのだから、
実質8380円で手に入る計算となり、
破格としか言いようがない。
(プライム会員費用1ヶ月分を差し引いた価格)
これからの読書の秋に向けて一家に1台と言わず、
1人に1台、いかがだろうか?








スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。